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指の痛みに直結する食生活を改善!「へバーデン結節」対処法【指先の変形と痛みを食い止める】(引用記事)



指の第一関節や第二関節がズキズキと痛んだり、ペットボトルのフタが開けられない、指輪が抜けなくなった、そんな症状に悩まされていませんか? 

じつはそれ、35歳以上の女性に多いと言われる「へバーデン結節(第一関節)・ブシャール結節(第二関節)」かもしれません。
ほうっておくと指が曲がったまま戻らなくなったり、ひどい場合は手術が必要になることも。

「ヘバーデン結節・ブシャール結節」の専門医・高橋嗣明先生は多くの患者を診てきた中で痛みを緩和し、関節の変形の進行を食い止める方法を見つけ出しました。
「へバーデン結節・ブシャール結節は食事で予防・改善できます」と力強いお言葉。
今回は高橋先生の著書『指先の変形と痛みを食い止める』(宝島社)から、症状を和らげる食生活の改善方法や、積極的に摂りたい栄養についてご紹介します。

3割の人が発症すると言われる「へバーデン結節・ブシャール結節」。
現在症状に悩まされている人はもちろん、今後の予防にぜひ活用してみてください。

【つらい痛みが和らぐ! 
食事の見直しでヘバーデン結節・ブシャール結節を改善】


●病気の発症や悪化の原因はこれまでの食生活の蓄積


ヘバーデン結節・ブシャール結節を改善し、さらに予防するには、とにかく食事が大切と高橋嗣明先生。

「女性ホルモンの活性や量の低下が発症を引き起こす一因ではありますが、カルシウム、マグネシウムをはじめとするミネラル不足の食事のありかたも非常に大きく関わってきます。
さらに、精製された油の過剰摂取を数十年以上続けてきたことのツケが、指の関節の『声』となって現れているのでしょう。
これは指だけでなく、体全体の悲鳴だと思ってもいいです」

原因がわかっていれば、対処法はおのずと見えてきます。

「まず、炎症性サイトカインを引き起こす油を断つことが大切。
症状が和らぐまででいいので、いったんサラダ油やトランス脂肪酸を徹底的に排除してみてください」

ヘバーデン結節・ブシャール結節の症状の悪化に、食事が密接に関わっていると確信できたのには、先生の奥さまの存在が大きいそう。

「じつは、私の妻が指の痛みや変形に悩んでいたので、生の声が聞けたのです。
『こんなものを食べたら、直後にすごく痛くなった』などという話は、とても役に立ちました。
患者さんは病院でそこまで細かく生活や食習慣のことは話さないですから。
妻を見ていると、悪いものを食べると即、指が痛くなるということがよくわかります。
その原因を考えて治療に活かすことで、患者さんたちの症状が改善されていきました」

いくら治療をしても、本人が食生活を改善しないと効果が薄いとか。
それほど、「食」はヘバーデン結節・ブシャール結節の症状に大きく関わっているのです。

【食事が症状に直結!】


食事を見直すと……

痛みがなくなります!

悪い食事を摂っていると……

さらに悪化します!

【積極的に摂りたい栄養素】


・エストロゲンの減少には ▷ 大豆イソフラボン

・変形の進行を抑えるには ▷ カルシウム&マグネシウム

・免疫改善とカルシウムの吸収には ▷ ビタミンD

・カルシウムの石灰化を防ぐには ▷ ビタミンK2

・炎症を抑えるには ▷ EPAなど良質の油

【骨を丈夫に保つだけでなく、痛みや変形も緩和。積極的に取り入れたい! 人体に欠かせない物質「珪素」】


●珪素(ケイ素)とは?

2種類あり、岩石や土壌の主成分で、シリカ、シリコンとも呼ばれている物質が鉱物性珪素。
玄米や緑黄色野菜に含まれるのが植物性珪素。
鉱物性珪素と植物性珪素のどちらも摂りましょう!

●骨などの健康に欠かせない大事な元素

珪素とは、地球の構成成分の多くを占めるという、とてもありふれた元素のこと。
それだけに、人体の組織のほとんどの構成成分として、私たちの体を支えています。

「私は日本珪素医療研究会に属しており、いかにこの元素が人間に大切で、医療において有効であるかをぜひ知っていただきたいです。
骨における珪素の役割は、単純に構成成分であるだけでなく、カルシウムの吸収と蓄積にも関わっています」

また、損傷した骨の修復にも大きく関与するとか。

「さらに興味深いことに、カルシウムが不足した際に、人体内で珪素がカルシウムに変わることがわかってきました。
ある元素が別の元素に変わることは、最近の素粒子や波動の研究で明らかになってきたのです」


【治療に使用される水溶性珪素のおもな効能とは?】

1.抗酸化作用

非常に強い抗酸化作用があり、鉄のくぎを水溶性珪素水に入れてもほとんどサビません。
10倍希釈で1日10cc服用し、原液を局所に塗ると、関節の痛みが和らぎます。

2.浄化作用

食品内の有害物質を排出させる作用があります。
調理する野菜などを、水溶性珪素水を数滴たらした水につけておくといいでしょう。

3.浸透性

0.4ナノメートルと非常に小さいため、直接肌に塗っても浸透します。
また服用すると、あらゆる臓器に速やかに浸透することがわかっています。

4.乳化作用

水に水溶性珪素水を数滴たらすと、すぐに乳化して混濁します。
EPAなどの油や脂溶性ビタミンの吸収にも効果があるので、調理に使用したり、飲料水、お茶などに数滴入れるのがおすすめです。

【予防は食品でOK! 治療には水溶性珪素水を】


ヘバーデン結節・ブシャール結節の予防として、珪素の多い食材を食べることはとても重要です。

「治療の場合は、より効率が良い水溶性珪素を利用します。
鉱物には珪素が多く含まれていますが、とくに水晶は99.9%が珪素。
もちろんそのままでは吸収できませんので、2000度の高温で溶解し、イオン化してから水に溶かします。これが、水溶性珪素水です」

非常にさまざまな効果が報告されている水溶性珪素水。
骨を丈夫にするだけでなく、炎症や変形に対する有効性もわかっています。

「高い抗酸化作用、浄化作用のほか、浸透性と乳化作用に注目です。
ただしまがい物が多いため、研究会推奨のものを使用してください」

【予防に有効! 珪素を多く含む食べ物】


【植物性珪素】


・玄米、あわなどの穀類
・ごぼう、にんじん、ほうれん草などの緑黄色野菜
・わかめなどの海藻
・わらびなどの山菜
・らっきょう など

珪素は、血管や骨、関節、皮膚、歯や爪などあらゆる細胞に含まれる必須ミネラルです。
ただし体内で生成することができず、加齢によって蓄積量が減っていくため、積極的に摂るようにしましょう。

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今回の記事は『指先の変形と痛みを食い止める ヘバーデン結節の症状を和らげる本 増補改訂版(高橋嗣明 監修)宝島社』 より引用させて頂きました。
元記事はこちら→指の痛みに直結する食生活を改善!「へバーデン結節」対処法【指先の変形と痛みを食い止める】 | 花人日和 | 暮らしを豊かに、私らしく (serai.jp)

高橋嗣明(たかはし・つぐはる)
1963年、東京都生まれ。北里大学医学部卒業。北里大学大学院医療系研究科修了。北里大学病院に入局し、形成外科、美容外科などを担当。2005年より長野県の北信総合病院にて医長を務め、2013年、長野県中野市にて「たかはしクリニック」を開院。専門である形成外科を中心に、整形外科、皮膚科、美容皮膚科、美容外科など幅広い見地からさまざまな診療・治療を行う。また、オーソモレキュラー療法と解毒治療にも精通しており、慢性の難治疾患の治療にもあたっている。著書に『学校に行けない子供 仕事に行けない大人』(ファインピクサー)、『新型コロナ ワクチン後遺症の早期改善が叶う 薬物を用いない治療方法』(創藝社)がある。