【こんな症状でお悩みではありませんか？】
症状１．腕の筋肉の極端な張り。
症状２．痛めている方の握力の低下。
症状３．腕を上げると、肩が痛い。
症状４．肘の曲げ伸ばしが完全に出来ない、もしくは違和感がある。
症状５．肘を使うときに痛みがある。
ひじ痛の原因
肘が痛む場合において、関節そのものの障害が原因というよりも、肘の周りには多くの筋肉がついていたり神経が通っていたりするため、それらが刺激されて肘に疼くような痛みが現れることが多いです。
また、肘の関節は、曲げたり伸ばしたりするだけではなく、内側や外側に回すといった特殊な動きも行うため、複雑な構造をしています。そのため、様々な原因で障害が出やすく、さらに、外傷やスポーツ障害、日々反復する動作によって肘の痛みのリスクが増していきます。
【原因1】オーバーユース
肘に痛みが出る原因の多くがオーバーユース（使い過ぎ）です。繰り返し同じ場所にばかり負荷がかかることで、徐々に筋肉や腱、靱帯といった部分を損傷し、肘の痛みを発症することになります。
特にテニス肘や野球肘、ゴルフ肘など、反復・継続する動作にともなって起こるケースが多いほか、仕事や日常生活でも同じ動作を繰り返すと、肘に痛みを生じる結果となりかねません。
【原因2】間違った身体の使い方
間違った身体の使い方も、肘に痛みを生じるリスクを増します。誤ったフォームでラケットやクラブのスイングを繰り返したり、肘に過度の負担をかけるような投球動作をおこなっていたりすると、肘の痛みを生じる結果となります。
【原因3】筋肉や筋膜の緊張
肘が痛いとすぐに骨や軟骨に異常があると考えがちですが、実は、肘の痛みの多くは、筋肉や筋膜の緊張によってもたらされます。
特に、肘と手首や指を結ぶ筋肉や筋膜が硬くなると、その牽引力によって肘の痛みや手首の痛みが生じやすくなります。
肘の関節に限ったことではないのですが、レントゲンやMRIをとっても原因がわからない痛みの多くが、筋肉や筋膜の緊張によって生じているケースが少なくありません。
ひじ痛の種類
ひじ痛には痛みの出ている箇所や、痛みの原因によっていくつか種類があります。
①上腕骨外側上顆炎(テニス肘)
肘の外側にある出っ張った骨の辺りに痛みがあり、テニス肘やバックハンドテニス肘とも呼ばれます。
ペットボトルの蓋が開けられない、物をつかめないなどの症状があり、安静にしていても痛い、夜痛くて目が覚めると訴える方もいます。
痛みを起こす原因として前腕の外側にある筋肉を使い過ぎることで、その筋肉が骨に付く部分で引っ張られて炎症を起こし痛みます。
② 上腕骨内側上顆炎(ゴルフ肘・野球肘)
肘の内側にある出っ張った骨に痛みがあり、ゴルフ肘やフォアハンドテニス肘とも呼ばれます。ゴルフスイングのインパクトの瞬間や、買い物袋を持ち上げる時などに痛みます。
また、成長期にボールを投げすぎることによって生じることから野球肘とも呼ばれます。
投球時や投球後に肘が痛くなります。肘の伸びや曲がりが悪くなり、急に動かせなくなることもあります。
原因として前腕の内側にある筋肉を使い過ぎる事で、その筋肉が骨に付く部分で引っ張られて炎症を起こし痛みます。
③ 神経痛からくる肘の痛み
しびれが腕や指にでている場合には、神経痛を思い浮かべるかもしれませんが、肘の関節や周りにある筋肉に痛みがある場合でも神経が影響していることがあります。
神経痛によって肘に痛みが出ることはあまり知られていませんが、意外に多くあると感じています。なかなか肘の痛みが取れない患者さんでも症状の改善がみられるのは、肘だけではなく他の異常箇所からも治療をしていく為です。
④ 変形性肘関節症
肘の関節が変形して痛み、肘が伸びない・曲がらないなどの可動域制限が起こります。
肘の変形は、大工さんや解体屋さんなどハンマーを使い肘に負担をかけてきた方に多くみられます。
また、野球肘から変形性肘関節症に移行することもあり10代でみられることもあります。
しびれが腕や指にでている場合には、神経痛を思い浮かべるかもしれませんが、肘の関節や周りにある筋肉に痛みがある場合でも神経が影響していることがあります。
ひじ痛と鍼灸治療
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