
ようやくコロナ禍があけようとしているなか、
体調不良や孤独感がいつのまにか私たちをむしばんでいます。
乱れがちになっている心と身体を整えるために大事になるのが、
自律神経を整える毎日のちょっとした習慣。
そして「自律神経が整うとすべてがうまくいく!」と語るのは、
自律神経研究の名医であり、順天堂大学医学部教授の小林弘幸さんです。
その小林先生曰く「簡単にできる焦りや緊張対策とは『手を開くこと』」なのだそうで――。
【焦りや緊張対策は「手を開くこと」】
トラブルやパニックのときの有効な対処法について触れておきましょう。
むかしから、緊張したときは肩の力を抜けといわれます。
もちろん、それも自律神経的にみて、まちがいではありません。
でも、じつは肩の力を抜くよりも、
「手を開くこと」のほうが、もっと効果があるのです。
なにかをがんばろうと自分で自分に喝を入れたいとき、
わたしたちはついぎゅっと拳をにぎりがちです。
でも拳をにぎるのはおすすめできません。
なぜなら、拳をにぎると、とくに親指に力を入れると、
ますます体を緊張状態にしてしまうからです。
【親指に力を入れると、より緊張するのはなぜか】
なぜ親指に力を入れると、緊張がより増してしまうのでしょうか?
これはわたしの仮説なのですが、おそらくぎゅっと拳をにぎることで親指の血流が低下し、
それが副交感神経の働きを下げてしまうからだと思います。
なぜなら、実験でも、親指を中に入れて拳をにぎったときのほうが、
親指を外に出してにぎったときより、副交感神経の下がりかたが大きいからです。
空手の達人は、けっして拳を固くにぎりません。
軽く指を曲げる程度で、相手に当てる瞬間だけ拳に力を入れます。
中国武術でも、拳をにぎるときは、かならず親指を外にしてにぎります。
さらに、ゴルフでもクラブを親指で強くにぎるのはタブーとされています。
そういうふうに武術やスポーツでの「技」も、おそらく長年、練習を繰りかえすなか、
親指の力を抜くことが無駄な緊張をとり、
最大の力を発揮することだと体得したゆえに編みだされたものなのだと思います。
ですから、みなさんも、これからはぜひ焦ったり緊張したときほど、
意識してぱっと手を開き親指の力を抜いてみてください。
ちなみに、これはパニックになりそうになったときもおすすめです。
【息を止めた瞬間に、「不安」が浮かびあがる】
「不安を消して、軸をつくりだす」ために必要なのは副交感神経を高めることです。
その副交感神経の機能を高めるのに、とても重要なのが「呼吸法」です。

昨今、自律神経の働きが計測できる機械が開発されたことによって、
呼吸が体にどんな影響をおよぼすのか、医学的にもあきらかになりました。
この機械の開発によって、呼吸と血流に関するおどろくべき事実が判明したのです。
その事実とは、呼吸を止めた瞬間に末梢血管に血液が流れにくくなる、
つまり、息を止めた瞬間に、
あなたの体に「不安」の2文字が浮かびあがるという衝撃の事実です。
わたしたちは、知らず知らずのうちに緊張すると、
呼吸が浅く速くなり、交感神経が異常に高まります。
そうすると、体も頭も血流が悪くなって低酸素状態となり、
パニックに陥る危険すらあります。
不安やプレッシャーに追いつめられたりしたときも同じです。
こういったときは、当然ながら脳の思考力、判断力、発想力なども低下してしまいます。
こういった危機的状況を一瞬にして改善する方法が、
「1対2の呼吸法」と呼ばれているものです。
【1対2の呼吸法で不安は消える】
まず、鼻から空気を3〜4秒かけてゆっくり吸いこんでください。
そして、その倍の時間をかけて、
吸った息を6〜8秒かけて口からゆっくり吐きだしてください。
こんな簡単な呼吸法を2分から3分続けるだけで副交感神経が高まり、
全身の血管が開き、毛細血管まで血流がよくなります。
血流がよくなると、筋肉が弛緩して、体はたちまちリラックスしてくるのです。
では、なぜこんな簡単な呼吸法で副交感神経が高まるのでしょうか。
それは、頭と胴体をつないでいる頸部にある「圧受容体」と呼ばれるところが反応して
副交感神経を高めてくれるからです。
これこそまさに不安が消える呼吸法マジックなのです。
※今回の記事は、
順天堂大学医学部教授 小林弘幸さん著
『整う力 ─ ちょっとしたことだけど効果的な78の習慣』(興陽館)
の一部を再編集したものです。
元記事はこちら→自律神経の名医・小林弘幸 なぜ「手を開く」と焦りや緊張が消えるのか?あらゆる不安は「呼吸」でコントロールできる 整う力|健康|婦人公論.jp (fujinkoron.jp)小林弘幸さんプロフィール
順天堂大学医学部教授
1960年埼玉県生まれ。日本スポーツ協会公認スポーツドクター。自律神経や腸研究の第一人者として知られる。日本初の便秘外来を開設し、1万人以上もの便秘患者を診察。『医者が教える小林式お風呂健康法』『腸活にいいこと超大全』『腸を整えたければバナナを食べたほうがいいこれだけの理由』ほか著書多数
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